特徴

FEATUREE

◆1年次において、2年次以降の専門科目を勉強するための数学と物理学の基礎をしっかり学びます。具体的には、1年次の学系の基幹科目として、数学系科目8科目(解析学I・II、線形数学I・II、解析学基礎演習I・II、線形数学基礎演習I・II)と物理系科目6科目(基礎力学、基礎電磁気学、波と光の物理学、熱と物質の物理学、工学基礎実験I・II)を開講しています。特に、数学系科目については講義科目と演習科目をペアで開講し、講義で学んだことを演習の授業でさらに基礎力を向上させます。

◆1年次の物理の授業では入学生の多様な学習歴を踏まえて、習熟度別クラス編成をします。高校で物理基礎と物理を学んでいる人を対象とするクラスと、それ以外のクラスでクラス分けをして基礎から勉強をします。

◆理工学概論では物理系教員と数学系教員がオムニバス形式で担当し、数学と物理学に関して横断的な基礎知識を学習します。

◆フレッシャーズセミナーやフレッシャーズプロジェクトなどに代表される1年次の導入教育において、社会人として必要になるレポートや論文作成の基本、プレゼンテーション能力などの向上に力をいれます。

◆学生の皆さんの学問分野の興味に合わせて、2年次以降の数学系と物理学系の専門科目を充実させて、科目間の連携を取ります。多くの科目を選択科目として開講し、学生の皆さんが興味のある科目を勉強しやすくします。
 (カリキュラム表および履修系統図を参考にして下さい)

◆すべての学生は第6セメスター(3年秋学期)から研究室に配属されます。研究室の教員は「卒業研究基礎」や「卒業研究Ⅰ・Ⅱ」の科目で、数学および物理学の専門分野で卒業研究の指導をします。さらに、面談による進路希望調査を随時行い、希望する職種や企業など学生からの種々の相談に応じて、適切にアドバイスします。

◆数理・物理コースの開講科目は中学・高等教諭の数学免許を取得するための科目と連携しており、これ以外に教職科目の単位を取得すれば、教員免許が取得できます。

◆情報系科目は物理学と数学と密接な関連をしており、プログラミングなど情報科学の基礎と応用を学びます。

カリキュラムについて

Curriculum

1年次 <基礎分野>

<基盤科目(一年次)>

  • 理工学概論
  • フレッシャーズプロジェクト
  • 情報基礎及び演習I
  • 専門基幹科目 (線形数学I・II)
  • 専門基礎科目 (工学基礎実験III)
  • 専門応用科目
  • (解析学I・III、 解析学演習III、
  • 基礎力学、 基礎電磁気学、
  • 波と光の物理学、 熱と物質の物理学)
  • 総合英語
  • その他の外国語
  • KGUキャリアデザイン入門
  • キリスト教関連科目

2~4年次<専門分野>
数学・物理学・情報の専門性を高めます

<数学分野>

  • 解析学 III・IVなど
  • 代数学IAIBなど
  • 幾何学IAIIBなど
  • 微分方程式
  • ベクトル解析
  • ルベーグ積分
  • 確率論入門
  • 数論
  • など

<物理分野>

  • 解析力学
  • 生命物理学
  • 応用電磁気学
  • 熱・統計力学
  • 物理数学
  • 数理総合演習Ⅰ・Ⅱ
  • 物質と原子
  • など

<情報分野>

  • 数値計算法
  • コンピュータ数学
  • 数値シミュレーション
  • 数理プログラミング
  • 数式処理
  • など

卒業研究・資格取得講座・インターンシップ

卒業後の進路

  • 大学院進学
  • 教員 (中学・高校)
  • IT関連企業
  • 国家・地方公務員
  • など

先輩たちのこえ

VOICE

数学と物理のどちらも興味があり、大学入学時に片方を選べなかったため、数理・物理コースを選択しました。このコースでは1年生の間に数学、物理、情報系の科目を幅広く学びます。そのため、将来の夢や研究したいことが既に決まっている人はもちろん、具体的に目標がないけれど数学や物理に興味がある人にもおすすめです。実際に学んでみて、私は情報系に魅力を感じるようになりました。また、数学と物理の先生が揃っているため、実際に学んでから自分の進む道を決めることができます。1学年40人程度の少人数制で、勉強しやすく、先生や友達、先輩とも親しくなりやすい環境です。将来はIT企業への就職を考えていますが、自分の視野を広げるため、現在数学の教員免許の取得も目指しています。このコースには教員を目指し、入学してくる人も多いため、一緒に努力を重ねられる環境です。

柳井さん 数理・物理コース 2024年入学 ※2025年6月取材

 同年度入学の数理・物理コース32名中、わずか6名のリケジョですが、皆仲が非常によく、1年生の間は必修科目が多い こともありいつも一緒に授業を受けています。 多くが中学校、高等学校の数学教員を目指して、本学に入学しました。 なかでも、春木さん、西山さんはフットサルクラブ、小野寺さん、西岡さんは小学校、中学校から行っているバドミントンサークルで活動するなど、スポーツにも熱心です。一方音楽好きの山田さんは吹奏楽サークルに入っています。上柳さんは実家の静岡から2時間かけて電車通学の毎日です。皆アクティブで、それぞれの目標に向けて日々、授業やその他の活動に熱心に取り組む姿はとても印象的です。彼女らの日々の笑顔には他のみんなも癒されていることでしょう。

(左から) 西山さん、春木さん、西岡さん、小野寺さん、山田さん、上柳さん
 数理・物理コース 2019年入学 ※2019年10月取材

入学前の将来の目標は教員になることでした。高校時代数学の成績が比較的良く、問題を解くのも好きだったことから数学の教員免許が取れる数理物理コースを選びました。関東学院大学は総合大学であり、文系理系を問わず様々な科目が用意されています。大学入学後は、そのような数学や理系以外の授業科目を履修したり、学生会活動に参加し、またたくさんの新たな友人たちとの触れ合いを通じ、世の中には様々な仕事や生き方があることを実感し、いつしか数学教員になりたいという自分の気持ちは変化していきました。今では、数学教員にとらわれず、自分の多様な可能性を信じ、人をまとめたり、そっと誰かの人生の助けになれるような、人と関わる職業に就きたいと考えています。受験生の皆さんには、志を持って頑張って欲しいですが、一方で自分自身の多様な選択肢を排除せず、豊かな大学生活を共に過ごしていければ良いと思います。

小舘さん 数理・物理コース 2017年入学 ※2019年1月取材

ホームページやオープンキャンパスを通じ、関東学院大学は勉強に集中できる静かな環境と大学生としての時間を有意義に過ごせる環境が整っていると思い、入学しました。特に、高校のころから数学・物理学に興味があり、これらの科目を詳しく学べることを魅力的に感じ、選びました。コースの定員が30名程度と少人数で学べるので、しっかり自分のための学習ができること、少人数なので全員と友達になることもでき、先生方とも距離感が近いこともこのコースの特長です。1-4年生で交流する機会もあるので他の学部、コースにないものがあると思っています。授業では、高校の範囲から緩やかに大学の範囲へと接続され、時には数学や物理学研究の最先端の内容にまで踏み込んだ授業が行われています。高校までは無かった実験科目や、フレッシャーズプロジェクトのプレゼン発表などは、今まで経験したことが無く、とても刺激的です。また大学には自由に運動できる施設もあります。私は5歳から高校まで水泳をしていたこともあり、大学でも授業の合間の空いた時間を利用し、そのようなスポーツ施設でリフレッシュするなど、充実した日々を過ごしています。これらの経験を通し、今後自分の道を定めていきたいと思っています。

種村さん 数理・物理コース 2018年入学 ※2019年1月取材

小学校から高校まではサッカーをやっていました。5歳から中学までテニスもやっており、スポーツが大好きです。高校時代、部活の仲間と厳しい練習をこなし、協力して目標に向かって取り組んできた経験から、何事にもあきらめない気持ちや、仲間と信頼関係を構築していくことの大切さを学びました。このことは大学入試や日々の授業、所属しているサークルでの活動にも活きています。もともと理系教科が好きで、論理的に物事を考えることが得意だったので数理・物理コースを選びました。将来は、地元の静岡県に戻り、ずっと目指していた中学校の数学の教員になりたいと思っています。そして数学を教えるだけでなく、得意のスポーツを通した教育活動や、生徒に親身になって相談されるような教師になることを目指して、大学では様々なことを経験し、人間的に成長していきたいです。

山上さん 数理・物理コース 2018年入学 ※2019年1月取材

もともと理系、とくに数学に興味がありましたが、同時に苦手意識も持っていました。そのため2019年度までは、理工学部とは別の学部で、やはり興味のあった哲学や国際文化などを学んでいました。アルバイトでは英語や数学の塾講師をしていたのですが、その中で、数学を教えることの楽しさ、自分の知的好奇心の原点を思い出し、そこに戻りたいという気持ちが沸いてきました。そこで2年生に進むタイミングでこの理工学部数物学系に転部し、今では中学校の数学教員など理系の職業に就くことを目指しながら日々学んでいます。授業以外ではボランティアにも何度か参加しています。セブ島のスラム街で子どもたちに食事を配ったりなどの活動をしている中で、現地の人たちとのコミュニケーションをもっと深くとりたいと思うようになりました。英語資格のための授業を受けることができるので、それを通して英語力を伸ばしつつ、最近ではTOEICも受験しています。

小松さん 数理・物理コース 2020年転学系 ※2020年12月取材

 数学の、答えが明快なところが好きです。それもあって、高校の数学教員になることが将来の夢の一つです。好きな数学を、友達と一緒にきれいなキャンパスで学べるこの環境が気に入っています。大学の外ではヒップホップダンスをしているのですが、自宅からスタジオまでの距離が近くてアクセスが良く、学びと自分の好きなことが両立できるところも魅力の一つだなと思います。2020年度春学期はオンライン講義が多く、自分の時間が持ちやすいという意味では良かったのですが、やはり色々な意味でコミュニケーションは限られていました。秋学期で初めて対面で会う子も多く、 やっとキャンパスライフが始まった実感があります。これからもオンラインと対面のどちらであっても、コミュニケーションを密にとってお互い助け合いながら学んでいきたいです。

米田さん 数理・物理コース 2020年入学 ※2020年12月取材

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